勇者

世界

 「またですか!」と言われそうですが、また「葬送のフリーレン」について書かせて頂きます。

 「葬送のフリーレン」はフリーレン達が最強の魔王を倒した後の世界を描いた物語ですが、その後の世界ではその時のリーダーであった勇者ヒンメルのことが度々出てきます。話の最初には、勇者ヒンメルの死後〇〇年との説明からその時の物語が始まっていきます。フリーレンも何か判断するときには「ヒンメルであればこう考える」とか「ヒンメルであればこうする」など必ずヒンメルのことが心の中にあります。それはフリーレンだけでなく、その時代の人たちの心にも残っています。そのことはヒンメルが世界を平和にした英雄としてだけではなく、純粋に人々のために生きてきた姿と、それを貫くための勇気と、そして心からの優しさを、皆が憧れとして感じているからだと思います。

この物語のヒンメルは、明るく、軽やかで、イケメンな青年に描かれ非の打ちどころのない英雄として描かれます。しかしそれは、孤児として生きて行くうえで自分の居場所を必死に探す時間の中で、人や仲間の為にという思いが、とても強い勇気となり、そして心からの優しさに繋がっているのだと思います。

「葬送のフリーレン」は人の『成長』を強く意識しています。しかし植物も人も同じで『成長』には水や光やそして環境が大事となってきます。ヒンメルは人の『成長』を大きくするための美しい ”光”なのだと感じます。

私もヒンメルに憧れている一人ですね(^_^)

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