昔からアニメのムーミンに出てくる「スナフキン」が好きで、今でもパズルやキーホルダー等で身の回りに多くの「スナフキン」がいます。
現在の「スナフキン」は、ムーミン村の妖精「ミー」の兄であり、そのため「スナフキン」自身も妖精の設定となっています。しかし、私が好きな「スナフキン」は、私が子供の頃の昔の「スナフキン」で、妖精の村であるムーミン村に居座っている、唯一の人間の設定となっています。
その「スナフキン」は、ムーミン村の端にテントを立てて物静かに住んでいるのですが、物語の中では、いつも「ムーミン」は「スナフキン」のところに行き、悩みを相談したり、またムーミン村の妖精たちも「スナフキン」を度々頼っていました。その「スナフキン」は、いつも一人でギターを弾いていて、どこか知的で、そして謎めいている雰囲気がとても好きでした。
しかし、私も大人になってしまいました。「スナフキン」の本性を見破ってしまいました!「スナフキン」は人間界ではあぶれ者で寂しがりやだということを!たぶん本当の「スナフキン」は、人との関わりがうまくできず、仕事も長続きしないだめな奴なのだと思います。そして、人の輪の中で生きられない者がたどり着いた場所が、ムーミン村だったのだと言えます。ムーミン村は、冬に皆冬眠をしますが、「スナフキン」はその期間だけムーミン村を離れ、春になるとまた戻ってきます。それほどムーミン村の生活が居心地いいのだと思います。
とても「スナフキン」をディスってしまいました( ー ー)
たぶん「スナフキン」のような人が自分の近くにいたら、皆少なからずそのように思われると思います。しかし現在の私としは、実際はそのような事でも、それはそれでいいのだと思っています。他の場所では生きられなくても、ムーミン村だけは自分の居場所として優しく受け入れてくれます。誰とも関われない自分でも、ムーミン村の妖精たちは、自分を頼りにしてくれます。そして、いつも自分の近くに「ムーミン」がいてくれます。本当に感謝です!
人の中にいるとどうしても背伸びしたくなります。少しでも高く見せたく思ってしまいます。ですが背伸びは疲れますよね!ありのままの自分を認めてくれて、その人達に少しでも役に立つことができる居場所がある!とても素晴らしいことだと思います。
そんな「スナフキン」を今でも大好きです。
最後になりますが、「スナフキン」はいつも『おさびし山』という曲をギターで弾いていました。若い頃、その曲を弾いて自分も「スナフキン」になろうとギターを買ったのですが、指が痛くてすぐ挫折してしまいました。YouTubeの動画検索すると『おさびし山』の曲が出てきますので、暇つぶしに聞いてみてくださいね(^^)
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