安心感

日常

 日立市は私の生まれ故郷で、また、すでに他界した母の生まれ故郷にもなります。先日、その日立市にある母の実家へ、私一人で叔父さんと叔母さんにご挨拶に行ってきました。

その母の実家は、私が住んでいた家から近く、幼少時の私と弟は、常に母に連れられ日曜日などの休みのたびに遊びに行っていました。その実家には、私たち兄弟と同じ頃の従兄弟たち(ほとんどが男の子で、とても凄まじかったです!)も多く集まり、本当に楽しかった思い出が一杯詰まった場所となっています。現在の母の実家は、叔父さんと叔母さんのみが住んでおり、当然あの頃のような凄まじい活気は全く無いのですが、室内はほとんど以前と同じままで、とても懐かしさを感じることができました。

今回のご挨拶は私一人だったこともあり、叔父さんと叔母さんとゆっくり話をすることができ、そして色々な事を知ることができました。例えば、母は自分の母親である祖母と話すことが楽しく、その祖母は大きな家のお嬢様だったこと。母の家系のルーツは熊本県だったこと。かくれんぼでコタツに隠れていた従兄弟が一酸化炭素中毒になってしまったこと(昔の実家のコタツは練炭で温めていました)など… さまざまなお話をすることができ、とても楽しく過ごさせていただきました。

そしてその話の中で今の自分だからこそ気づいたことがあります。それは、私たち家族を含め多くの身内が集まる本家として、いつも美味しいご飯を食べさせてくれた叔母さんの苦労と、従兄弟たちと騒ぎを繰り広げたさまざまな悪事(叔父さんが大切にしていた盆栽の葉っぱを全部むしり取ったりなどです(^_^;) )に対しても、いつも子ども達を暖かく見守ってくれた叔父さんの優しさを感じ、改めて感謝するばかりです。

叔父さんも、叔母さんも、すでにお年が90歳近くになられています。両親が他界している私にとって、まだまだ元気なお姿でお会いすることができたことにとても嬉しさを感じ、また私自身の元気で頑張っている姿に対して、本当に喜んでいただいたことに大きな喜びを感じました。

現在の私は、家族や仕事でも、様々なことで見守る役割になっています。しかし、そのような自分に対して、今でも見守り続けていただいている叔父さんと叔母さんに心から感謝し、そして身内の安心感を強く感じさせていただきました。

本当に感謝するばかりです。

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