忘れられない存在

日常

 先日、中山美穂さんの20歳頃に出演された映画『Love Letter』をNetflixで観みてみました。約30年前に映画館でこの映画を観たのですが、改めて観てもとても感情に浸れる映画でした。

この映画では、山で遭難死した男性の婚約者と、その男性が中学生だった頃に同姓同名だった同級生という、2役を中山美穂さんが演じています(彼は家族の都合で転校されます)。この2人は、初めは亡なった男性からの手紙だと思って文通を始めるのですが、途中で同姓同名の別人だと気づきます。そして亡くなった婚約者の過去を知りたいという思いから、現在と中学生時代の物語が交差しながら進んでいきます。中学時代、同姓同名だったことからクラスメイトからからかわれ、2人は同じ図書室係にされます。彼は不真面目で、自分の名前を図書カードに沢山書き残すのですが、最後にそれが淡いラブレターだったのだと気付かされます。

内容説明が分かりづらかったかと思いますが、この映画『Love Letter』は、最近リバイバル上映もされており、いまだに世界中で上映されているとのことです。舞台である小樽の雪景色の美しさ、物語の優しさや切なさ、そして中山美穂さんの可愛らしさや美しさが、世界中で愛される理由だと思います。

皆さんご存知のように、中山美穂さんは先日お亡くなりになりました。その悲報を聞いたとき、私は本当に驚き、しばらくの間、心の隅に悲しさが残っていました。

話が少し広がってしまいますが、私とほぼ同世代には、女優の夏目雅子さん、歌手のZARDの坂井泉水さん、そして中山美穂さんがいらっしゃいました。御三方はそれぞれの時代でお亡くなりになりましたが、いずれもとても美しく、愛らしく、そして魅力的な女性として、今なお私や多くの人々の心に残っています。

不適切な言い方かもしれませんが、亡くなられたことで、より一層「忘れられない存在」になってしまったとも言えるかもしれません。

歳を重ねるにつれて、やはり少しずつ体力の衰えを感じることがあります。しかし、「自分が亡くなること」は全く実感が湧きません。むしろ、「100歳まで生きるぞ!」という意気込みでいます。それでも、いつか死は誰にも訪れるものであり、それがすべての生命の宿命であることも理解しています。けれども、自分が死ぬことはどうしても想像できませんし、したくもありません!!

人の死は感傷的に受け入れるのに、自分の死は受け入れたくない。勝手なものですね(。>﹏<。)

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