時代の転換点といえば、多くの方が「バブル崩壊」や「昭和から平成への移り変わり」、最近では「コロナ感染の拡大」等を思い浮かべます。ですが、私が感じる時代の転換点は「嵐の活動停止」だったと思っています。
『嵐』は、子供や女性だけでなく、男性や高齢者にも幅広く支持され、愛された国民的グループだったと思います。通常、才能がある優秀な5人の男性が集まれば、互いに競争し合い、高め合って行く姿は傍から見ればとても刺激的に映ります。しかし、『嵐』からは全くと言っていいほどそのように感じませんでした。
むしろ、それぞれが強い個性と才能を持ちながら、グループとして絶妙なバランスを保ち、とても強い絆を感じさせる仲の良さが大きな魅力だったと思います。また、曲からも「明るさ」「まっすぐさ」を感じ、その素直な思いからは、多くの方にとって元気や希望を与えていたのだと思います。要は、日本人の『青年』の象徴として存在していたように感じます。
この『嵐』は2019年1月から活動休止となりました。その後の日本は、コロナ感染による行動制限やジャニーズ事務所の問題、さらにはフジテレビを巡る一連の騒動など今までの日本社会の価値観を大きく揺らぐ出来事が続いています。私としては、今までが悪かったとか、現在がどうだとか全く言うつもりはありません。ただ私が感じることは、また一つ日本が『大人』になったように感じてしまいます。そのことが良いとか悪いとかではなくそのように感じてしまいます。
先日『嵐』の活動再開が発表されました。その活動は、コロナ禍で出来なかったファーンへのお別れを伝えるための期間限定で、終了とともに正式に解散するとのことでした。そして『嵐』5人による発表からは、責任を果たしたい思いから強い誠実さを感じ、本当に『大人』としての姿勢が観られました。しかし、この姿からは寂しさを感じ『嵐』らしくないと思ってしまいました。やはり『嵐』には寂しさは似合わないですね!
少し私個人の感覚が強くなってしまいましたが、今でもメンバーをテレビや映画で目にすると、つい応援したくなります。私も今だに『嵐』が好きなのだと思います。活動再開した5人が、やっぱり『嵐』はいいね!! と思わせてくれるパフォーマンスを期待しつつ、今、私が大好きな歌である「Everything」や「果てない空」をカラオケで歌いたい気分です(^_^)/

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